歯を失う原因の第1位は「歯周病」で、成人の70~80%の人が罹っているといわれています。
歯周病は、歯垢の中の細菌が歯と歯ぐきの間に入り込んで炎症を起こし、腫れたり膿をもつようになる病気です。進行すると歯を支える骨などが溶け、歯を失うことになります。
歯垢は取り除かなければ硬くなり、歯石となって歯の表面に付着します。これはブラッシングだけでは取り除くことができず、専門的な歯のおそうじが必要となります。
歯周病を予防するには、定期的なメンテナンスを継続することがとても大切です。
歯周病の進行レベルと治療方法
◆歯肉炎◆
歯周病の初期を歯肉炎と呼びます。
歯垢や歯石が少したった状態で、歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりします。
歯と歯ぐきの周りのプラークを歯ブラシで除去すれば、健康な状態に戻すことが可能です。
◆軽度歯周炎◆
歯ぐきの炎症がひどくなり、歯と歯ぐきの境目の部分が壊れて隙間が深くなり歯周ポケットを作ります。歯周ポケットにプラークや歯石が溜まり、炎症を進めます。
歯磨き指導を行い、患者さまがしっかり歯を磨くことで、歯周病菌の住処となるプラークを除去します。表面についた歯石(プラークが石灰化したもの)は歯磨きでは取れないため、歯科衛生士によりきれいに取り除きます。
◆中等度歯周炎◆
歯ぐきの腫れや炎症が悪化し、歯槽骨や歯根膜などの歯周組織の破壊も始まります。また歯肉退縮(歯ぐき下がり)が見られるようになり、歯がぐらつきはじめます。
歯肉で隠れている部分(歯肉縁下)にもプラークが停滞するようになりますので、その部の歯石除去が必要になります。
◆重度歯周炎◆
歯の根にまで汚れが付着して歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになります。歯ぐきからは出血だけでなく膿が見られるようになり、強い口臭も発生します。
プラークや歯石を取り除き、さらにさらに失われた組織の回復が必要になります。ぐらついた歯を固定するなど可能な限り歯を残すことを目指しますが、全体の長期的安定を考えて抜歯をすることもあります。
歯周病の初期を歯肉炎と呼びます。
歯垢や歯石が少したった状態で、歯ぐきに炎症が起こり、赤く腫れたり出血したりします。
歯と歯ぐきの周りのプラークを歯ブラシで除去すれば、健康な状態に戻すことが可能です。
歯ぐきの炎症がひどくなり、歯と歯ぐきの境目の部分が壊れて隙間が深くなり歯周ポケットを作ります。歯周ポケットにプラークや歯石が溜まり、炎症を進めます。
歯磨き指導を行い、患者さまがしっかり歯を磨くことで、歯周病菌の住処となるプラークを除去します。表面についた歯石(プラークが石灰化したもの)は歯磨きでは取れないため、歯科衛生士によりきれいに取り除きます。
歯ぐきの腫れや炎症が悪化し、歯槽骨や歯根膜などの歯周組織の破壊も始まります。
また歯肉退縮(歯ぐき下がり)が見られるようになり、歯がぐらつきはじめます。
歯肉で隠れている部分(歯肉縁下)にもプラークが停滞するようになりますので、その部の歯石除去が必要になります。
歯の根にまで汚れが付着して歯槽骨が半分以上破壊され、歯はぐらぐらになります。歯ぐきからは出血だけでなく膿が見られるようになり、強い口臭も発生します。
プラークや歯石を取り除き、さらにさらに失われた組織の回復が必要になります。ぐらついた歯を固定するなど可能な限り歯を残すことを目指しますが、全体の長期的安定を考えて抜歯をすることもあります。